技術と信頼

当社は、1968年(昭和43年)に富士山の麓、静岡県駿東郡長泉町本宿の地に、特殊型インダクションモーター(誘導電動機)の製造会社として設立しました。 モーターメーカーとしての歴史は古く、1941年(昭和16年)三島市に創業した株式会社桜製作所をルーツとします。 創業時より、交流電動機のオーダーメイド品を得意とし、特に高周波モーター(高速回転モーター)の開発に力を注いできました。

昭和の時代、高度経済成長期に住宅需要が高まった事により、日本家屋の建築に必要な柱材、家具、住設用材料などの製作は機械化が進み、木工機械の需要や開発が進みました。 木工機械の心臓部でもある主軸モーターは、木材を短時間で滑らかに加工する必要があるため高速回転の加工が必要でした。 この加工に当社の高周波モーター技術が生かされ、木材加工の機械化の発展に大きく寄与し、世界でもトップクラスの高周波モーターの技術進化を積み重ねる事になります。

21世紀に入ると、世界でデジタルハイビジョンへの移行が進みました。 それに伴い、高画質のテレビ需要が高まった事で、液晶テレビが躍進する事になります。 当社は、液晶パネルで必要な、厚さ数百ミクロンの薄板ガラスの研削加工用スピンドルモーターを、世界のパネル関連メーカー各社から任される事になります。 加工には、振動が非常に少なく高速で回転する技術が要求され、当社の得意とする高速技術が生かされました。 この製造システムの成功により、液晶パネルの生産能力と品質は格段にアップし、液晶パネルの高品質化、低コスト化にもつながりました。

現在、新たな取り組みとして【高速回転の技術】と【低振動・高精度の技術】をさらに進化させ、 高速回転、低振動・高精度を極限まで追求する事で、モーターの更なる高効率化を目指しております。 省エネ・温暖化防止が叫ばれている現代において、モーターの高効率化による環境問題に対する貢献が大きく期待される研究・開発です。

この技術を応用する取り組みとして、JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同研究も行い、次世代のロケットエンジン部品の開発にも着手しております。 昭和の時代、新幹線が開通した時のように、宇宙への道のりが身近で現実的なものになるような研究・開発です。

我々は、今後も技術の進化を止めることなく、世界中の人々の暮らしに役立つ技術を培ってまいります。